依存
こんにちは、ののです。
今日は、この数ヶ月の中で、最も強く感じ、考えたことを書きたいと思います。精神的な「依存」についてです。この話は、このブログを立ち上げた理由にもなっています。
1ヶ月半前のある日、つくづく、私はいろいろな人に精神的に依存しているのだ、と感じたことがありました。大学時代のある友人とのことがきっかけです。
その友人とは大学時代のクラスメート。大学を卒業し、彼女は企業へ就職。私は司法試験の勉強をしていました。数年、連絡を取らない状態でしたが、私の父が亡くなった、その前後から自然に連絡があるようになりました。
彼女も彼女なりに大変な時期でした。私も、次年度の司法試験を最後に、勉強をやめようと思っているところでした。お互い、わりと深い内容について話したりするようになりました。
そして、いざ、司法試験本試験の直前になったとき、彼女とトラブルになり、試験直前のある日、彼女に、ある言動と行動で決定的に打ちのめされることをされてしまったのです。彼女とはその時、深い話もするような仲だったので、私自身、とても深いところで傷ついてしまいました。試験も、会場に行くのがやっと。論文などは書ける精神状態ではないままに、最後の司法試験が終わってしまいました。
「友達なのになぜ、司法試験直前のあの時に、ああいうことをするんだろう」
それから、彼女とは連絡を取らないようにしていました。そして、私自身、幸せな今、そのことを忘れ去っている、と感じていました。
それが、数ヶ月前、大学時代の他の友人のことで、再び連絡をとるようになりました。あの時とは違う、別になんともない内容のメール。でも、あの時と同じ、彼女らしいやり方の連絡の取り方と話題の選び方…。
私は、何かたまらなくなっていきました。忘れていたと思っていた、あの時のこと、あの時の気持ちが甦ってきたのです。忘れてはいない、事細かに覚えている自分に愕然としました。そして、今でもとても傷つき、嫌な想いを抱いていました。
「何でこんなに苦しいんだろう。どうしたらいいんだろう。」
その日、ちょうど、仕事が夏休みでお休みだったので、少し立ち止まってみることにしました。こう考えようとかこう考えた方がいいとか思わずに、頭に思い浮かぶままに、考えに身を任せていました。涙も止まらないし、どうしようもない気持ちになるけれど、それはそのままにボーっとしていました。
夕方頃になった時、突然、ハッとしました。
「私がこんなに苦しいのは、彼女に依存しているからだ。友達だったらこうしてほしい、という気持ちが強いからだ。人間いろいろな人がいて、私の思ったとおりの理想の行動をしてくれる人なんていないんだから。」
そう思ったとき、急に、胸のつかえがとれて、気持ちがほーっと鎮まっていきました。気分が不思議なほど爽やかになっていきました。
その時、自分の人間関係を改めて検証してみました。随分いろいろな人に依存している。親、妹、夫、友達、…。「親ならばこうあってほしい」とか「夫ならばこうあってほしい」みたいなことが、多かれ少なかれあることに気づきました。
依存していると、苦しいのは自分で、その苦しみは本当に辛いものだ、ということがこの時実感として分かりました。だからこの時、人に依存するのはもうやめよう。人はその人らしく、好きなようにやっているし、自分もその一人なんだだから。そう強く決心しました。
そう思って、周りを見渡してみると、なんと面白い人がたくさんいることか。このときから、人は私を傷つける存在ではなくなりました。いろいろなことをしていて面白い存在。そして、同じ人間。人間としての同じような想いを抱きながら、それをいろいろに表現している。人がどういうことを想い、どういう風に感じ、どういうことを言うのか、そういうことが、すごく、私の興味の対象になっていきました。人間としての共通した想いや心の動きを、いろいろな人と共有したい。このブログを始めたのも、そんな想いがあったからです。
日本人は欧米人に比べ、他者依存が強いと言われていますね。私は、そういう日本人の「依存」は絶対、否定的には思えない。美しいことだと思います。「依存」という精神過程を持っているからこそ、他人が何を求めているかということを、感じることができるし、そのことをいつも忘れないで行動することができる。思いやりに溢れた、感性豊かな心だと思います。それで、ある程度までいくと、依存の辛さを知り、多くの人は、一定程度の依存を断ち切って大人になっていく。
そういう「依存」という過程を知った、思いやり深い大人がたくさん、この国にはいること、それを私は近頃、身の回りで感じることができて、とても嬉しく思っているところです。
依存することもまた、いいことですね。そして、それを知って、そういう気持ちを忘れずに自立していくということもまた、とてもすばらしいことだなぁと、最近、よく思っています。
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